こんにちは!
妊活・妊娠情報サイト「ももいろファミリー」のももです。
妊娠9ヶ月、お腹の赤ちゃんは32週です。
妊娠中の「GBS(B群溶血性連鎖球菌)検査」で陽性反応
妊婦健診に行ってきたところ、30週のおりもの検査の中で行った「GBS検査」で陽性反応でした。
一般的には、妊娠35~37週あたりの妊婦健診の際に行われる検査ということですが、私の通っている産院では、妊娠30週の健診での検査でした。
※この記事の内容は医学的な内容になりますが、全て通っている産院で貰った資料から転載しています。
GBSとは、「B群溶血性連鎖球菌」、通称「溶連菌(ようれんきん)」と呼ばれる細菌の名前です。
この最近は常在菌と言って、私たちの身体(指や皮膚)のどこにでもいる細菌の一つ。
常在菌なので、妊婦さんがどこから感染したとか、感染原因は何とかいうことはありません。
女性の膣や直腸、膀胱や肛門の周りなどに常在している場合も多く、諸説ありますが、妊婦さんの10~30%から検出されると言われています。
BGS検査では、綿棒でおりものを採取して診断し、約1週間で結果が出ます。
私は2週前の妊婦健診で検査し、今週の健診で陽性反応だったと伝えられました。
「GBS(B群溶血性連鎖球菌)」陽性の時の赤ちゃんへの影響は?
この検査で陽性だと、赤ちゃんが産道を通る際に感染して、細菌性髄膜炎や敗血症、肺炎などを起こす可能性があるそうです。
つまり、感染経路は自然分娩で出産時(産道を通るとき)です。
産後に赤ちゃんへの感染・発症した場合に、集中治療が必要なケースもあるので、妊娠中にこの検査を行い、お産の時に予防策を取ります。
GBS陽性時の治療やお産の時の対策
治療方法は病院によって様々ですが、私の通っている産院では、妊娠中にGBSを保有していると分かっても、大人に影響することは殆ど無いので、妊娠中に治療はしません。
ただし、お産の時(陣痛が始まった時点、または破水した時)に、赤ちゃんへの感染を防ぐために抗生剤の点滴を妊婦に行います。
お産まで時間がかかる場合には、何度かに分けて点滴を行います。
抗生剤により菌の感染力が最小限になっている時に、赤ちゃんが産道を通ってくることで、感染する可能性はかなり低くなるとのことでした。
ただし、お産の時の状況によっては、点滴が間に合わなかったり、打てないこともあるとのこと。
その点滴が出来ずとも、必ずしも赤ちゃんに感染してしまうとは限らないので、心配しすぎないようにとのことでした。
赤ちゃんに感染しやすいケースは
- 早産(未熟児)
- 破水後12時間以上の経過
といったことが挙げられるので、今できることは、しっかりお腹の中の赤ちゃんを成長させてあげることです。
また、妊娠痛に赤ちゃんと羊水を包んでいる膜にGBSが感染して(絨毛膜羊膜炎)、破水や早産につながる可能性もあるそうです。
これについては、おりものが増えている、お腹が張るなどの症状が出た時に予防的に膣の洗浄や膣錠の挿入を行うこともあるそうなので、おりものの量やお腹の張りに日頃から注意しておく必要があります。
GBS感染の可能性がある産後の赤ちゃんへのケア
また、今回の検査で陽性だとわかったので、産院側もしっかり対処してくれます。
赤ちゃんが生まれてすぐに、喉の培養細菌検査を行い、生後数日は感染症の前兆がないか、体温や呼吸状態などを注意深く観察してもらえるそうです。
私も陽性反応とこの説明を聞いた時は、正直すごく不安になりましたが、
GBSの赤ちゃんの感染・発症の可能性は凄く低いものだと聞いたので、今できることをしっかりやって、お腹の赤ちゃんを守っていきたいと思います!
心配なことがあれば必ず出産予定の産院で質問し、適切な予防と対策を取れるようにしましょう。